JA全農ひろしまたまご広場

卵の旅

生産から食卓まで

種鶏農場

種鶏農場(しゅけいのうじょう)とは、ひよこが孵化する為の種卵(受精卵)を生産する農場です。

種鶏農場
  • ひよこの親(種鶏といいます)である雄鶏(お父さん)と雌鶏(お母さん)を一緒に飼育し交配させて種卵を採ります。
  • 種鶏農場はお父さんお母さんが一緒に快適に過ごせる環境づくりと十分な健康管理がポイントです。
集められた種卵は孵卵場へと運ばれます。

孵卵場

孵卵場(ふらんじょう)とは、種鶏場で生産された種卵をひよこに孵化する場所です。

孵卵場
孵卵場
  • 孵卵器(ふらんき)という専門の機械で暖め孵化(ふか)させます。
  • 母鶏が卵を抱いて暖めている状態(湿度・温度・転卵)を正確に再現します。
  • 21日目にひよこが誕生します。
  • 孵化したひよこはオスとメスに分けられます。
選別されたメスのひよこは、細菌に対する免疫力を高めるためワクチンが投与され
育雛農場へと運ばれます。

育雛農場

育雛農場(いくすうのうじょう)とは、孵化したひよこを健康な若鶏に育てる農場です。

育雛農場
育雛農場
  • ひよこを導入する育雛舎は、病原菌のない衛生的な環境に保たれています。
  • ひよこは成長段階に応じて病気の発生を予防するワクチンが投与され、健康な若鶏に育てられます。
健康な若鶏は120日齢前後で成鶏農場へと移動されます。

成鶏農場

成鶏農場(せいけいのうじょう)とは、食卓に並ぶたまごを生産する農場です。

成鶏農場
成鶏農場
成鶏農場

飼料工場

飼料工場では、鶏の健康・卵の品質に合わせて原料を吟味し飼料を配合します。

契約農場契約農場
穀物保管穀物保管
穀物輸送穀物輸送
飼料工場飼料工場
品質検査品質検査
製品出荷製品出荷

養鶏場

  • 有薬飼料と無薬飼料の製造工程を厳重に区分し、品質管理は原料から製品にいたるまであらゆる工程で厳しくチェックを繰り返し、配合飼料への信頼に応えるため、万全の品質管理・衛生管理体制が取組まれています。
集められた卵はGPセンターへと運ばれます。

GPセンター

GPセンター(Grading & Packingの略)とは、生産農場で生まれた「たまご」を洗浄殺菌し、重量ごとにサイズ格付け(Grading)し、包装(packing)する施設のことです。

卵の洗卵・選別工程

検査機器

異常卵の混入や商品不備を防止する取り組みとして各種検査機器を採用しています。
これらの機器を導入することで、日々、数多くの商品をスピーディーに製造しながらも細部まで商品をチェックし、お客様に信頼していただける確かな商品作りを行っています。

リスク管理
汚卵検査装置

汚卵検査装置

回転する卵1つに対して複数のカメラで6回撮影。
カメラは斜めに取り付けられており、鈍端、鋭端の撮影もできます。
得られた画像から色や面積などで分析を行い、汚卵を検出します。

ヒビ卵検査装置

ヒビ卵検査装置

フーリエ変換の原理を世界で初めて卵のひび検出に応用。
卵を軽く叩いたときの音色の分析・音感の判別により卵のひびを自動的に検出する装置です。
多角的連動ハンマーにより1個の卵を瞬時に16回打診、発生した音響を分析し、ひびの有無を検査します。

異常卵検査装置

異常卵検査装置

分光分析技術の採用により、血卵だけではなく異常卵も検出可能。透過光の波長で卵を判定するため人間の目よりも確実に検出できます。
人の目では検出困難な褐色卵の異常卵までも瞬時に検出。白色卵と褐色卵を混合して自動的に検出レベルを調整します。

自動検査装置
画像日付チェック装置

画像日付チェック装置

賞味期限を印字した後、1枚ずつ撮影し印字を確認します。
印字もれや、擦れも判別可能です。

パック卵検査装置

パック卵検査装置

卵パックを裏側から検査し、出荷に適さない不良パックを見つけます。 中身の抜けた卵はもちろんのこと、中身が漏れ出た卵や、割れているものの卵殻膜で保たれている破卵、インラベルが入っていても検出できます。

ラベルセンサー

ラベルセンサー

赤外線を透過させることでインパックラベルの有無を判別します。

卵の検査機器

GPセンターでの各製造工程において厳しく吟味された卵は、
パック包装され小売店へと運ばれます。

お店

GPセンターで包装された卵は新鮮なままお店で販売されます。

お店
  • お店ではロールインナーと言われる卵専用什器・ショーケース等で卵が販売されています。

食卓

新鮮な卵をおいしく食べてください。

食卓
  • お店でご購入後は冷蔵庫(10℃以下)で保存してください。
  • 生食の場合は賞味期限内に使用し、賞味期限経過後はお早めに充分加熱調理してお召し上がりください。

※有色卵(赤玉・ピンク卵)については、白身に木くずのようなものが入っていることがありますが、有色卵特有の色素ですので、お召し上がりには差し支えございません。